吉崎箏派

吉崎箏派とは

「今」と「未来」を生きる、サステナブルな「箏業界」の構築へ。

伝統芸能に携わること。
それは、永きに渡り継がれてきた、日本の美しき才能と創作物に対して敬意の念を燃やし表現すること。
携わる者たちのほとんどが、日々そのように思い、向き合っているのではないでしょうか。

しかしながら、それだけではその世界が確立されないことは歴史が物語っているのです。
永い歴史の中で、その時代その時代を牽引するような作家が誕生し多くの素晴らしい作品が生まれてきました。
そして時に奏者たちは強く連携連帯し、新しいムーヴメントを生み出してきました。
「芸術」という縛られない無限の世界の中で、のびやかに様々なアプローチを繰り広げることで、
業界全体は活性し、次世代へ継がれてきたのです。

そのような闊達な芽吹きが感じられなくなると、どんな産業も業界も死んでゆきます。

だからこそ今一度、
もっと自由に、箏業界を見つめ育て生み出していくこと。
伝統、古典を礎にしながらも、より「今」に見合った様々なアプローチをしていくこと。
そして、現代社会における社会問題に対して、
箏業界全体として積極的に向き合い問題解決に取り組んでいけるようなチームを結成していくこと。
これらに真摯に向き合うことが、
箏業界をサステナブルなものとして成り立たせていく糸口になるのではないかと感じております。

そんな未来予想図を描きながら、様々な世代、ジェンダーに格差を生まず、横にも縦にも結びつき皆が柔軟に共存できるチーム。
それが、吉崎箏派です。